ベトナムのハイフォン出身のイギリス人挿絵画家である著者による自伝です。5人きょうだいの長男として生まれ、5歳のときにイギリスの片田舎の村に母や妹たちと移ってきたところから、代表作『チムとゆうかんなせんちょうさん』が出版され、成功を収めるまでの前半生が、ふんだんなペン画の挿絵入りで語られます。
曾祖父に育てられた生い立ち、寄宿学校での暮らし、そして当時の社会情勢(主として戦前のイギリス)も低い目線から描かれており、大変興味深い1冊です。
帯タイトルに「懐かしさ」と謳ってありますが、改めて彼の挿絵に触れる愉しさを味わうことができます。
エドワード・アーディゾーニ 若き日の自伝 エドワード・アンディゾーニ(著) 阿部公子(訳) こぐま社刊
¥3,000価格
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2015年初版。表紙カバーにスレ、シミ若干あり。内部は目立った使用感はありません。